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7月21日(日)19:00～
Ry HaskingsのOngoing AIR 滞在報告会
Ongoing AIR（オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス）第33弾、
オーストラリアから来たRy Haskingsが見た東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。お別れパーティーをかねた報告会。

Ry Haskingsはメルボルンを拠点とするアーティスト。2000年にメルボルン大学ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツでファインアート修士号を取得。2015年にモナッシュ大学でファインアート博士号を取得。オーストラリアおよび海外で多数の個展、グループ展、レジデンス経験があり、国際的に活躍する作家です。
ハスキングスはこれまで、壁、ついたて、鉄工、パイプなどのありふれた建築資材と、スクリーンプリント、映像といったイメージを組み合わせ、多層的なコラージュ空間をつくりだしてきました。社会問題、映画、政治、大衆文化など、作家が関心を抱くさまざまな領域から切り取られたイメージは、網状に張りめぐらせたシステムの中で、もとの意味や成り立ちを失い、新たな見方を浮かび上がらせます。
Ongoing AIR成果展では、リサーチを進めている複数の出来事から着想を得た、新作インスタレーションを発表します。それぞれの出来事は国も背景も異なるストーリーを持つものですが、ハスキングスの選択的な編集により、ある共通した側面があきらかになります。壁をおおう記号的な数列、ごく簡素な構造物、織り重なるイメージが奇妙に呼びかけあう、ハスキングスの空間世界。ぜひこの機会に多くの方にご覧いただけたらと思います。
（滝澤幸子）