Art Center Ongoing

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立体

井出賢嗣

2015.07.23 [木] - 2015.08.02 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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7月24日(金)
20:00~
Ongoing presents -井出賢嗣とは何ものか-
with 袴田京太朗(彫刻家)、池田光弘(画家)、柴田祐輔(現代美術作家)

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7月25日(土)
19:00~
Opening Party

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8月1日(土)
19:00〜
トーク with 竹川宣彰

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8月2日(日)
15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。
お好きなケーキとお飲物がついてきます

3年ぶり4回目の個展となった井出賢嗣の『立体』。タイトルになった「立体」というキーワードを巡り、井出は本展に際し以下のような言葉をよせていた。「「立体」という言葉は、「西欧で行われている現代美術」までの距離感から意図的に選択して使用している意味合いが強い。自分の作った構造物をARTといえばいいだけのことを、どうして「立体」という言葉にするのか。それは、自分の作品が展示されるとき、「これは現代美術です」と言うのに対する距離感を感じていて、その距離感を包み込んだ上で何か自分なりのリアリティーのある価値観が作れないかという意味でのことなのかもしれない。「なんか美術って言えないんだよな。」でも、自分の作るこの構造物を適度に言い表すことのできる言葉はないのだろうかといった感覚なんだと思う。自分のなかではこのARTの文脈にリアリティーはないな、ならば、自分にとってリアリティーのある文脈は作れないか、そのひとつが「立体」なんだと思う。」会場には、台座の上でグニャグニャと曲がりくねった鉄の棒の「立体」や、野菜や果物などの食物で表面にドローイングがされたベニヤの「立体」、そしてそうした「立体」との関連をのぞかせる幾つかの映像が投影されている。作家の個人的な記憶や体験によって浮かび上がる、ARTでは見つけることが困難なリアリティーのある文脈としての「立体」の集積。
小川希(Art Center Ongoing)
No image

井出賢嗣

1981年横須賀生まれ、個人、恋愛、生活をテーマに立体インスターレションで表現をする。近年は物事の裏側にある人間臭い不安定な情緒、センチメンタルな物語を事実、フィクションをない交ぜに制作した立体物とプロセスを示す映像とを […]