Kateryna Berlova
Born in Ukraine, 1986. Solo exhibitions: “We hope for your understanding on your part”, Clouser gallery, Kiev[ […]
2015.08.05 [水] - 2015.08.09 [日]
12:00-21:00 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)
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8月5日 (水) 19:00~
オープニングパーティ
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8月9日 (日) 19:00~
カーチャのOngoing AIR 滞在報告会
Ongoing AIR(オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス)第13弾、
ウクライナからやってきたカーチャことKateryna Berlova。カーチャが見た日本、東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。
お別れパーティーをかねた報告会を開催します。
ぜひ皆様、お気軽にご参加ください。
Kateryna Berlova(カテリーナ・ベロワ)は1986年生まれ、ウクライナのキエフ在住。2009年にKyiv State Institute of Applied Arts and Designを卒業。国内の展覧会や芸術祭に数多く参加している作家です。ベロワはこれまで、絵画、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどさまざまなメディアを用いて作品を制作してきました。作品のなかには、複雑なウクライナの社会問題を扱うものもありますが、同時に誰もが向き合うアイデンティティ、コミュニケーション、記憶といった普遍的なテーマをユニークに繋ぎ合わせることで、常に驚きに満ちた空間をつくりだしています。本展「Directory vol.1」は、作家がかつて居住していたアパートの隣人だった初老の男性が 2002年にウクライナで出版した「ミュージック・ラバーのための音楽大全」という曲集から着想を得ています。全4巻から構成されるその膨大な音楽大全の中には、作者お気に入りの ミュージシャンとアルバムがアルファベット順に記載されている以外は、曲の作風も、時代背景も、作者の個人的な想いも、何も解説されていません。当然ながら本はヒットを生まず、それが20年もの年月をかけて編集されたという事実だけが残りました。本に記載された多くのミュージシャンは、本それ自体と同じように今や忘れ去られている人も多いことから、カテリーナは評価されないものがなぜ生まれるのか、そのプロセスはどこにいってしまうのかということについて考えはじめました。「Directory vol.1」は、過去に置き去りにされた功績を外側に取り出し、可視化するという試みです。それは私たちが現実と向き合う上で避けては通れない重要なことを指摘しているのかもしれません。映像、インスタレーション、鑑賞者の参加型作品と多様なかたちで展開されるカテリーナ・ベロワの成果発表展。ぜひこの機会に多くの方々にお越しいただければと思います。 (滝澤幸子)
Born in Ukraine, 1986. Solo exhibitions: “We hope for your understanding on your part”, Clouser gallery, Kiev[ […]