Art Center Ongoing

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あかるさパースペクティブ

下平晃道

2017.11.15 [水] - 2017.11.26 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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11月15日(水)18:00~
オープニングパーティー

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11月18日(土)18:00~
時間の拡大
時間についてのお喋り
ゲスト:南風食堂 三原寛子

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11月26日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

Art Center Ongoingでは4回目となった下平晃道による個展『あかるさパースペクティブ』。10代から色彩の世界に魅了され、これまで、色の組合せや、重なりによる変化、そしてその見え方について向き合ってきた下平。「絵を鑑賞することは、どこか別の世界へ繋がる扉を開くような効果がある」と話すが、彼が導くその入口は、以前よりも静かな雰囲気を纏うようになってきている。前回のOngoingでの個展の頃より民芸に関心を持つようになり、その影響から描くものやモチーフの並べ方が模様化されはじめたという。画面奥の消失点へ向けて直線的に視点を運ばせる遠近法に対し、模様は、視線を横滑りさせ、画面上の時間の流れに奥行きが出なくなるようにする。下平の考える「時間」や「記憶」とは、過去から未来へ直線的に並ぶのではなく、そこかしこに同時に存在するものであって、この状態を模様的な絵画として表そうするのだ。本展では前回の個展で発表したシリーズの延長ともいえる刺繍や切り絵などの作品に加え、ブラッシングの技法を用いた壁画も発表。鑑賞者を豊かな色彩で暖かく包み込む空間が出現した。
小川希(Art Center Ongoing)

下平晃道

下平晃道東京造形大学で彫刻を学んだ後、卒業後はグラフィックデザインとイラストレーションを中心に活動。徐々にテーマ性のある作品スタイルを確立し発表を始める。2010年からは「時間」と「記憶」の概念を「色」と「模様」に置き換 […]