Art Center Ongoing

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RESIDENCE

Ongoing AIRとは

Ongoing AIRとは、Art Center Ongoing が手がけるアーティスト・イン・レジデンスです。国内外を問わず、アーティストやキュレーター等を広く募集し、2ヶ月間の滞在およびArt Center Ongoingでの展示発表の機会を提供します。

Ongoing AIRの魅力

Ongoing AIRの最大の魅力は、Art Center Ongoingに集まるアーティストのネットワークにあるといえます。Art Center Ongoingは、2008年のオープン以来、東京において最も活気あるアートスポットの一つに成長してきました。ここには、主に20代から40代の現在進行形で活躍する多くのアーティストが集い、様々な情報を交換しながら、日々新しい表現を模索・発信し続けています。併設するカフェでの彼らとのコミニケーションは、現在の東京のアートシーンを知るのに最良の近道であり、新しい繋がりや出会いを生みだすことでしょう。宿泊施設のある吉祥寺には自然豊かな井の頭公園があり、新宿、渋谷といった都心へも電車で20分と立地条件も申し分ありません。Ongoing AIRで、現在進行形の東京のアートに直に触れてみてください。

Ongoing AIR AWARDとは?

Art Center Ongoingは、世界のアーティストと出会う機会を最大限に広げるために、通常のOngoing AIRに加えOngoing AIR AWARDを設立しました。
Ongoing AIR AWARDの受賞作家は、宿泊施設の2ヶ月間の利用費が無料になります。Ongoing AIR AWARDに応募するためには各種応募書類に加え、少なくとも2通の推薦状が必要になります。Ongoing AIRで参加希望の作家は、宿泊費が2ヶ月間で20万円かかりますが、推薦状は必要ありません。

Ongoing AIRとOngoing AIR AWARDの併願も可能ですので、両プログラムをぜひ併せてご応募ください。

宿泊施設利用費推薦状
Ongoing AIR200,000円必要ありません
Ongoing AIR AWARD無料少なくとも2通必要

※渡航費、生活費、制作費はどちらのプログラムにおいてもアーティストの負担となります。これらの費用に対し助成を希望される方は、ご自身でお探しいただくようよろしくお願いします。

現在募集中のレジデンス期間

1.Ongoing AIR

2025年1月30日~4月2日 ※2024年11月25日締切

2.Ongoing AIR AWARD

2025年4月5日~6月5日 ※2024年11月25日締切

プログラム

Ongoing AIRで提供するのは以下の2点です。
・2ヶ月間の宿泊施設の利用(有料。ただしOngoing AIR AWARD受賞作家は無料)
・Art Center Ongoingでの展覧会の開催(無料)

※募集は各期間につき1アーティストのみです。2人以上でのお申し込みはできません。
以下の費用はアーティスト自身の負担となります。
・宿泊施設の利用費(2ヶ月間で20万円)
・渡航費
・生活費
・制作費

制作スタジオはありません。また英語の話せるスタッフが東京での生活をサポートいたします。ウェルカムパーティーを始め、週一回のミーティングや活動のプレゼンテーションイベントの開催など、東京でのネットワークを広げるお手伝いをします。
※海外からのレジデンス決定者には、滞在中のケガや病気、盗難などのアクシデントに際しての保険に加入してもらうことが必須条件となります。出国時にご自身での契約をお願いしています。

Ongoing AIR 申し込み方法

以下の4つの応募書類を全て用意し、residence@ongoing.jpまでお送りください。
※お送りいただけるメールの最大サイズはテキストと添付ファイルを合わせて10MBまでとなります。

  1. 応募用紙(WordもしくはPDF)をダウンロードし必要事項を記載してください)
  2. CV / プロフィール
  3. ポートフォリオ
  4. 作品が分かる画像、音声ファイル、映像、掲載紙、websiteリンクなど

Ongoing AIR AWARD 申し込み方法

以下の5つの応募書類を全て用意し、residence@ongoing.jpまでお送りください。
※お送りいただけるメールの最大サイズはテキストと添付ファイルを合わせて10MBまでとなります。

  • 1. 応募用紙(WordもしくはPDF)をダウンロードし必要事項を記載してください)
  • 2. CV / プロフィール
  • 3. ポートフォリオ
  • 4. 作品が分かる画像、音声ファイル、映像、掲載紙、websiteリンクなど
  • 5. 少なくとも2通の推薦状


宿泊施設

宿泊施設は、Art Center Ongoingより徒歩15分の場所にあります。自転車の貸し出し有。
ルーム設備:キッチン、冷蔵庫、風呂、トイレ、ベッド、机、インターネット

私がOngoing AIRをお勧めします

山野真吾(黄金町エリアマネジメントセンター事務局長)

若いアーティストを支持しながら、同時に彼らの自己努力を求めることがOngoingのバランス感覚であり、アーティストもそれに応えてOngoingというスペースを活用することにより、その役割を最大限に引き出すという関係を形成している。その結果、Ongoingは東京のアートシーンに欠かせない拠点となった。OngoingとAIR事業の結びつきはその可能性をさらに大きくするだろう。AIR事業の評価はそれを背後で支えるものに依存している。Ongoingの場合は圧倒的なネットワークの質と量がAIRを利用するアーティストにとって大きな支援となるだろう。滞在、制作、発表、そして多様な評価とネットワークを期待するアーティストにお勧めする。

プロフィール

1950年生まれ。1990年ミュージアム・シティ・プロジェクト事務局長に就任、「街とアート」をテーマに「ミュージアム・シティ・天神」をはじめ数多くのプロジェクトを企画。「横浜トリエンナーレ2005」キュレーター。2008年より「黄金町バザール」ディレクター。現在「黄金町エリアマネジメントセンター」事務局長。

柴田尚(S-AIR代表)

Ongoingは日本国内では貴重なプライベートアートセンターです。これまでに質の高い100を越える展覧会やアートプロジェクト、フォ—ラムを実践しております。この度、アーティスト・イン・レジデンスの活動も始めると聞きました。しかも、プランを見るとノンプロフィット型ですねえ。Ongoingがある東京は日本の文化の中心地でありますが、地価の高い土地でもあります。この土地におけるAIRはたいへん貴重なプロジェクトになると思いますので、ぜひ、応援したいと思います。

プロフィール

北海道教育大学特任教授/特定非営利活動法人S-AIR代表/NPO法人アートNPOリンク理事/平成24年度札幌大通地下ギャラリー500m美術館企画委員会事務局長/Res Artis総会2012実行委員会委員/OYOYOまち×アートセンターさっぽろ副代表。平成11年、札幌アーティスト・イン・レジデンスを立ち上げ、平成17年7月、特定非営利活動法人S-AIRとして法人化。初代代表となる。現在までに33カ国80名以上の滞在製作に関わる。同団体は平成20年度の国際交流基金地球市民賞を受賞。その他、「SNOWSCAPE MOERE」をはじめ様々な文化事業を企画する他、平成21年度より北海道教育大学において「廃校アートセンター調査」を始める。NPO法人アートNPOリンク理事、Res Artis総会2012実行委員会委員、共著に「指定管理者制度で何が変わるのか」(水曜社)がある。

薮前知子(東京都現代美術館学芸員)

Ongoingは、最近東半分に偏りがちな東京のアートスペース分布地図の中で、西にただ一つ存在するだけでシーソーのバランスが取れてしまうくらい、オルタナティブとしてのウェイトを持っている。美術館に勤めている身からすれば、ここが担ってくれるものがあるからこそ、迷いなく自分の職分を考えることができるのかもしれない。マーケットや国など大文字の枠組ではなく、点と点で人をつなぐことができるこのスペースは、レジデンスという拠点を得て、東京の引力をさらに倍増させることだろう。

プロフィール

1974年東京生まれ。東京都現代美術館学芸員。主な担当企画に「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006)、MOTコレクション「特集展示 岡﨑乾二郎」(2009)、「特集展示 石田尚志」(2011)(以上、東京都現代美術館)、「Omnilogue Your Voice is Mine」(シンガポール国立大学美術館)など。共著に『わたしを変える「アートとファッション」』(パルコ出版、2013)など。桜美林大学非常勤講師。

東野哲史(アーティスト)

ちょっと小耳に挟んだのですが、アート・センター・オンゴーイングで、なんと、ついに、アーティスト・イン・レジデンスが始まるんですって!?オンゴーイングは今現在の東京のオルタナティブなアート・シーンを牽引する、最もカッティング・エッジな場所。オープンから5年、月日を重ねるとともに拡大する独自のネットワーク。ここへと集うアーティストはひと癖もふた癖もある最高にヒップな連中(でも普通にいいヤツら)ばかりでして、そりゃあイカすに決まってんじゃん。近くのコズィーな一軒家で2ヶ月滞在、リサーチ・アンド・制作期間ののち、滞在の最後にはオンゴーイングでソロ・ショーができるなんて、うらやましすぎるぞい!その間、家賃、光熱費やスタジオ代など、1ミリも費用がかからないなんて、なかなか有り得ない!しかもオンゴーイングを支えるアーティストや有能なスタッフたちからの手厚いサポート付き!こりゃあ、行くっきゃないっしょ、Ongoing AIR!!

プロフィール

1976年滋賀県生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。非生産的生産活動という名目のもと、単なる思いつきや日常の取るに足らないものごとに対してのレスポンスを制作の起点として、インスタレーション、ビデオ、Web、パフォーマンスなど、メディアを問わず展開する。2013年「もののやりかた」@KCUA  京都市立芸術大学ギャラリー・アクア(京都)、  「東野哲史のサウンド・インスタレーション」Art Center  Ongoing(東京)、「Oren en Ogen」Studio Trenkel(ロッテルダム)など。 
 

井出賢嗣(アーティスト)

こんにちは井出賢嗣と申します。オンゴーイングに入り浸っている1人のアーティストです、そしてそこで展示をやったりもしています。端から見れば完全にオンゴーイングと仲がいい野郎でございます。そんな奴がこのオンゴーイングのレジデンスを勧めますよ、てかそれってすごい胡散臭いよね、「てか内輪じゃん、くそがっ」て絶対、仲良くなかったら思うよね。だからはっきり言うけど内輪です完全な、間違いないです!だからあんまりオンゴーイング知らない人は適当に受け取って構いません(てか僕が逆だったら読まないでしょう)。だけど言わせてください、僕はめちゃくちゃひがみやすい野郎なんです、て関係ないですね。だけどここはそんなくそ恥ずかしい人間の僕も快く受け入れてくれました。僕はこんな人間なんであんまりイケイケ集団に入っていけないし、そしてだからめちゃくちゃ歪んでおります。中学、高校、大学時代は情けないものです。だけどここはそんじょそこらの内輪とは違います、これはほんとです。アートが好きとか、何か面白いことが好きとか、何でもいい呑むのが好きとか、そんな人を最大限受け入れています。だからこんな僕ですが堂々と言えます、僕もここの内輪の一員なんだとね。そしてだから有名無名、コマーシャル、無所属、ファン、素晴らしいキュレーターさん、頭のいい学芸員さん、(くそ野郎)とりあえずアートて言葉に興味のある人は集まってくる。想像して欲しいです、とりあえず、ごった煮でいろんな人が呑んで喋ってる風景、まーほんとにむかつく内輪です。 で、だから、仲間になろーよ、すいません調子に乗って。でもねここはいいか悪いかは別として、そんな内輪を信じている場所なんです。だからここのレジデンスなんて来たら、めっちゃ内輪の中に入っちまうてことです。すぐに家族です。それってレジデンスなの?って思うよね。てか知らねーの、基本はダチと作品でどうにかすんだよ。ここはどっちもゲットできます。間違いなくやばい許容範囲とゾッとするくらい面白い体験が本当にあります。かくて僕はそれに惹かれてここに来るわけだし。とにかく色んな人が来る、そして話し、そして最後にはその人たちに自分の展示を見てもらえる。まじで世界でもなかなかないくらいのサービスに詰まったレジデンスです。僕のような人間だけじゃなくて、まったく違う人たちもいっぱい来る。裏も表も一切集まる、皆さんの集合場所です。だからさ、 そーゆーの好きなら来て! てなわけで、駄文にて失礼しました、僕の友人も数々オンゴーイングに文句を言っていた人を知っていますが、彼らも結果的にここによく来るようになってます。そんな独特の内輪の世界にいらっしゃいませ。

プロフィール

1981年生まれ。2006年多摩美術大学大学院絵画専攻 修了。個人、恋愛、生活をテーマに立体インスターレションで表現をする。即興による制作で生まれる不自然な形を美しいものとしてその作品の根幹に置く。主な活動、2013年『もののやりかた』(@KCUA)、2012年『井川と白い壁』(Art Center Ongoing)、『about Miss’M』(KUNCI-インドネシア)、『Living Room』(黄金町レジデンス)、2011年『SLASH 2』(island MEDIUM)、2010年『ポールは僕が好きで、僕はジャッキーが好きでした』(Art Center Ongoing)、『AIR』(台北芸術村) など。その他、BlanClassにて会話パフォーマンスを発表する。