Art Center Ongoing

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テトリス・ハイ/Tetris Effect

小川格

2015.06.10 [水] - 2015.06.21 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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6月13日(土)
19:00~
オープニングパーティ
19:30〜
フリーライブ
act:High-Tetris Correctness(from タンジメン)

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6月20日(土) 19:00〜
オンゴーイングの文化の日「政治と芸術」
基調講演:丹治匠(画家、絵本作家、アニメーション美術監督)x 小川格
「政治的でないものとはナニか?」

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6月21日(日)15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。
お好きなケーキとお飲物がついてきます

長野県茅野市の山奥で子育てをしながら絵画を描き続ける我が兄、小川格のArt Center Ongoing4回目の個展『テトリス・ハイ/Tetris Effect』。本展では油絵の新作を多数発表。小川の絵画には、寒色を中心とした鮮やかな色彩に、何とは言い表しがたい「物体(のようなもの)」が繰り返し描かれる。それは深い海で漂う浮遊物なのか、あるいは高い空中に浮かぶ飛行体なのか。「物体(のようなもの)」は、観る者それぞれの記憶から特定の「何か」を引き出そうとするが、それは決して達成されることなく、言語化するギリギリの境界を行き来するもどかしさを与える。それには、描かれる「物体(のようなもの)」の内側が空っぽであるということが関連しているのかもしれない。中身がからっぽだということは、そこに外郭/外核があるということを意味する。あるひとつのカタチがほどけていく、この瞬間は、囲いから解き放たれる解放の瞬間でもあり、またあるいはこれから新しいカタチへと変貌を遂げる過程であるようにもみえる。彼の作品に何を見るかは、今回も作品に対峙する個人に委ねられる。
小川希(Art Center Ongoing)

小川格

1969  東京都生まれ(2002より長野県茅野市在住)1997  ベルギー王立アントワープ美術アカデミー修了展示活動の他、プロジェクトの企画、小中学校への出張授業、ワークショップ、絵画教室等も実践。 近年の展覧会(抜粋 […]