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two geostationary objects

保井智貴/青木真莉子

2011.11.09 [水] - 2011.11.20 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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11月12日 (土) 19:00~
オープニングパーティー
参加費:1000円(軽食・ワンドリンク付き、入場料込み)

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11月13日 (日) 19:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、入場料込み、先着30名さま)

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11月20日 (日) 19:00~
in.out.project
ライブパフォーマンス
ペインティングと身体表現と音の即興アンサンブル
参加費:1000円(ワンドリンク付き、入場料込み、先着30名さま)

不穏な映像と共鳴する凛とした女性像

漆を素材とした精緻な人体彫刻で知られる保井智貴と、映像と立体作品によるインスタレーションで知られる青木真莉子という異色の組み合わせの2人展『two geostationary objects』。階段を上るとまず目に入るのは凛と直立した女性の立体作品。保井は、漆を素材としたこの女性像に、螺鈿【ルビ:らでん】という装飾技法を用い、金や銅などで表面に装飾を施す。洗練されたデザインや精密な作りなど、その繊細な表現に多くの観者が感嘆する。一方の青木は、バケツや地球儀、フェイクファーなどを組み合わせたインスタレーション空間で映像を投影。放射能の防護服をまとい、長い髪で顔の見えない人物が、畑から骨を掘り出しそれを用いたオブジェを作るという、どこか暴力的な印象すら受ける映像。青木の不穏な映像インスタレーションの中でまっすぐ前を見据えて立つ保井の立体作品。その言葉だけを聞けば不釣り合いな感じもするが、二人の作品は絶妙に共鳴しあいながら、緊張感ある空間を作り出していた。

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保井智貴

coming soon

青木真莉子

1985年埼玉県生まれのアーティスト。 東京を拠点に活動。 ビデオ、写真、絵画、衣服、立体を使ったインスタレーションを制作。 様々な民族のアニミズムに基づいて目の前の世界を再構築し、見たことがあるようでない風景を作ろうと […]