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6月10日(土)19:00～
オープニングパーティー

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6月16日(金)19:00～
トーク・アンド・ディスカッション
「芸術家村は可能か」

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6月18日(日)15:00～
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

Art Center Ongoingでは初の個展となった二藤建人による『たゞ吹き抜ける風』。彫刻を中心に写真や映像等を用いながら、接触や運動、重力に焦点を当てることで政治的メッセージを発し続ける二藤。接触の直接性を手がかりに、世界と身体の激しい触れ合いを重視した制作をおこない、彫刻表現の新たな可能性を探っている。本展では「あらゆる流れの中で自分を保つことの難しさ」に着想を得て、現実社会の行方を水に浮かぶ舟に託して制作した映像作品と、新作インスタレーションを発表。水の流れにたゆたうボートの上で逆立ちをする男。彼をとらえた映像の天地を逆さにすることで、観るものは不思議な浮遊感とともに、その定まらない危うさから社会への漠然とした不安も同時に感じ取ることとなる。また拘置所の面会室を思わせるインスタレーションでは、ビニールで囲まれた部屋の小さな部屋の内側から風が漏れてきて、周りの壁には権力にかき消される個人の言葉を思わせるテキストが綴られている。重力あるいは権力といった、日常に埋没し背景化している抗えない力があぶり出される。
小川希（Art Center Ongoing）