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写真占い

西村知巳

2018.09.19 [水] - 2018.09.30 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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9月22日(土)19:00~
オープニングパーティー

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9月29日(土)16:00〜
トーク
ゲスト:長島有里枝(写真家)

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9月30日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

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9月30日(日)19:00〜
トーク
ゲスト:大木裕之(映画監督/建築家)、佐塚真啓(国立奥多摩美術館館長)

西村知己は1978年山口県生まれ。2002年に東京造形大学絵画専攻を卒業し、2004年に映画美学校ドキュメンタリー初等科を修了。現在まで、個展、グループ展問わず各地で活躍し、写真を中心とした作品を世に送り出し続けている作家です。2004年からは集団制作「キクプロジェクト」の活動も開始し、山形国際ドキュメンタリー映画祭でも監督として映像作品を発表しています。
西村の作品で多く見られるのが、ポートレイトなどの写真に被写体から想起されたテキストが並べられた構成です。西村自身が訪れた場所やそこで出会った人々を捉えた写真。そこには、ポートレイトの力強いまなざしに代表されるように独特の緊張感が漂います。またどこか散文詩的なテキストは、被写体について紹介するような説明的な口ぶりではなく、読後に被写体の存在する時空間や作者と被写体の関係性が立ち現れるような印象を与えます。
昨年東京のswitch point(スイッチポイント)にて開催された個展「現/UTSUTSU」では夢とうつつ、現実という区別に対して夢もまた現実に見るしかないのではないかという疑問を出発点に、光と同時に影を感じさせるポートレイトを中心とした写真と旅行記と回想録が混ざったようにも思える日記のような文章が並置されました。写真とテキストが交錯し、観る者に複雑かつ豊かな映像的イメージを喚起するのです。
『写真占い』と名付けた本展で、西村は写真による状況の開示を試みたいと話します。被写体の固有な関係性とそこから紡ぎだされる物語を掬い取るような西村の作品世界。それらがOngoingという場、そしてそこで出会う観者にどのような影響を与え、何が切り開かれていくのか。ぜひこの機会に多くの方々に西村の写真による新しい挑戦をご覧いただければと思います。 
(平田陽子)

西村知巳

東京と高知に拠点を持って活動している。写真に文章を添える作風が特徴的。集団制作「キクプロジェクト」などで、映像制作にも取り組んでいる。 1978年 山口県生まれ2002年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業2004 […]