Art Center Ongoing

SEARCH EXHIBITION & ARTISTS

死なないM浦Y一郎

東方悠平

2013.06.12 [水] - 2013.06.23 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

■■■
6月15日 (土) 19:00~
オープニングパーティー
参加費:1000円(軽食+ワンドリンク付き、入場料込み)

■■■
6月16日 (日) 15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)

■■■
6月22日 (土) 19:00~
トークイベント
ゲスト:山本篤(アーティスト)
料金:1000円 (ワンドリンク付き、先着30名様)

前年に2人展を開催した北海道出身の作家・東方悠平によるArt Center Ongoingでは初めてとなった個展『死なないM浦Y一郎』。本展の作品モデルとなったのは、ちょうどこの年の5月、生涯3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎。この成功により、エベレスト登頂史上、最高齢登頂の記録を樹立した三浦だが、北海道ではスキースクールも経営する著名人。東方自身も幼少の頃より知る存在で、いつか彼を素材とした作品を作りたいと考えていたのだという。その結果どんな作品が生まれたか? ギャラリーには雪山のようなデコボコの鉄板、そしてその上には錆びた針で形作られた手が何本もある人体彫刻。酸素ボンベを思わせる造形物を顔にはめ、後方にはパラシュートを背負っている。通常のスキーとは程遠い、異様とも思えるこの出で立ちは、三浦がエベレストをはじめとする高山を滑降する際に考案したオリジナルスタイル。柱にはボタンが設置されていて、恐る恐るそれを押すと、「ガシャンガシャンガシャン」と作品がものすごい音を立て動き出す。超人を描いて鉄による動く彫刻。ごっつい鉄の塊と対をなすように、後方のパラシュートには涼しい顔をしたカピバラが投影されていた。

東方悠平

1982年生まれ、札幌市出身。2017年より青森県八戸市在住。2006年北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース金属造形研究室卒業、2008年に筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。芸術実践における「遊び」を手が […]