遠藤一郎
1979年、静岡県生まれ。未来美術家、island JAPANプロデューサー、多摩川カジュアルデザイナー、DJ。車体に大きく「未来へ」と描かれた、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしな […]
2017.07.10 [月] - 2017.07.16 [日]
12時からスタート、1時間念写、1時間休憩を繰り返し、20時にフィルム開封、21時終了 休憩中は客とお茶を飲み交わしながらゆったり過ごす 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)
マジです。誰もが知ってるレッテル貼られたベタベタインチキ能力の代名詞「念写」。カッパがマジで挑戦します。もうヤバイ、ドキドキ。オカルトよりもホラー。本当はこういうの最重要で、そろそろ色々と貼り替えないと。あれこれすっかり本気にならなそうだから今さらマジで挑戦してみてもいいんじゃないか。痛くも痒くもないわけだし。出来ることはわかっているが、出来るかわからない。でも曇りなく出来ると思っている。だから初挑戦!!!
去年から一年程、「念写」に深く精通するとんでもない研究所にかよって修行?のような、一応は修練のようなことを積んでみた。詳しくは言わない。研究所にもすでに10年前から能力者がいないらしい。しかしやはり挑戦しないことには始まらない。ので初挑戦!!!
もちろんフェアにやる。嘘はつかない。未開封のポラロイドフィルムに向かって1時間念写して1時間休憩を繰り返す。1日のラストにポラロイドをはがす。写るか写らないかみる。念写中はジッとしてる、と思う。休憩中はお茶を飲んでる、と思う。ほんとになにがなんだかわからない。いちおう公開実験。場合によっては未公開になるかも。ぜんぜんわからん。
案外もくもくと道の上で10年ほど寝起きして、えんえんと、終わらない留まらない地と空の移り変わりを見続けていると、頭だか胸だか自分だか誰だか心だか時だかワケワカラナクもなってきて!!さらに区別なんぞドウデモヨクもなってきて!!たかだか10年そこらですら。またはここんとこカッパばかりやってると、単なる変装なのにですら。ナニガナンダカすっ飛んで!!現実味あふれる既成たる範囲たる能力なんて、人間味あふれる想像しうる範囲たる何かなんてどうも!!血流がわるいんだよな。そうなるでしょ、さすがに。想いはもっともっともっともっとオモシロクオモシロクつのる一筋で、バカバカバカバカ!!!どうにもならないバカ!!!ラストはただのバカ、、、を夢みる大バカのリアル天然感覚が赴く先は、より得体の知れぬ、より理解の出来ぬ、真のリアル、それでいてただのリアル。いまだ隠れた常能力の切れ目。では超能力やってみます。まずは「念写」。カッパ。
遠藤一郎
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7月16日(日)19:00~
『念写できた?えっ、なになに?の会』
Art Center Ongoingでは実に5回目の個展(過去最多)となった遠藤一郎による『カッパ師匠のリアルチャレンジシリーズ第一弾<念写>』。やってきました緑の彗星・カッパ師匠。前回のOngoingの個展での初登場以来、様々なアートイベントに参加する傍ら、富士山マグマ農場なる畑を開墾し微生物と電子による特殊農法によって大豆を栽培していたというカッパ師匠。今回は、Ongoing始まって以来のイレギュラー会期、7日間連続オープン。で!何をやったかといえば、タイトルそのまま「念写」に挑戦。本展を遡ること1年ほど前から「念写」に深く精通すると言われている研究所に通い、修練を積んできた師匠(その研究所にもすでに10年前から能力者がいないのだそう)。そもそも念写の正式なやり方もわからずスタートし、とにかく毎日ポラロイドフィルムにひたすら念を送りまくる。そして1日の終わり、念を放出しきって真っ白な灰になりかけたカッパ師匠はポラロイドのフィルムのパッケージを開け、1枚また1枚と取り出し、それを壁に貼っていった。結論からいえば、今回の念写は失敗に終わったのだが、こんな所で終わるわけもなく、遠藤一郎もといカッパ師匠のリアルチャレンジは今日もどこかで続いている。個人的には、第2弾、第3弾(スプーン曲げとかテレパシーとかかなぁ)も非常に気になる。 小川希(Art Center Ongoing)
1979年、静岡県生まれ。未来美術家、island JAPANプロデューサー、多摩川カジュアルデザイナー、DJ。車体に大きく「未来へ」と描かれた、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしな […]