Art Center Ongoing

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MPN

宇留野圭 / 大橋鉄郎

2023.11.08[水]_ 2023.11.19[日]
12:00‒21:00(月火定休、水木金は16:00〜18:00まで一時休憩)
入場料: 400円(セレクトティー付き)

この度、Art Center Ongoingでは宇留野圭、大橋鉄郎の2人展『MPN』を開催いたします。
宇留野は名古屋を中心に活動を展開する1993年生まれのアーティスト。抽象化された部屋同士の接続を音で捉えた作品や、何かが複雑に絡み合う抽象的な立体作品などで知られます。これらの作品は、宇留野自身が機械の部品を製造する工場に勤めた経験から得た、「部品」と「接続」という視点のもと制作されています。製造していた部品は何らかの機能を持つはずなのに、そこでは完成の状態を見ることができず、その時点では抽象的な物質でしかないことや、では部品が他のものとどう接続され機能するのか、という考えをベースに制作を行うといいます。部屋を一つの部品と捉え、さらにその接続を考えた作品からは、私たちの私生活を含めた日常のあらゆるものが社会を構成する部品として機能していることを見るものに想起させます。
大橋は札幌を中心に活動を展開する1994年生まれのアーティスト。インターネット上で閲覧した画像から選んだ商品を、ペーパークラフトとして緻密に再現した後にそれを潰したり、反対に粘土を素材とし精巧に見えるもののどこか嘘のような丸みを帯させた再現を行います。画像から引き出された商品が、リアルに見えて簡単につぶれてしまう空洞の紙であることや、原寸大の再現に見えてどこか違和感の生じる作品群は、イメージが先行する消費社会への皮肉のようにも思われます。しかし、大橋自身は、画像に映る商品を見ただけで、そのものを「知った気」になったり購買欲を駆り立てられながら、緻密に再現したところでそのものにはならないという本人の感情を作品にしていると話します。
異なる視点からアプローチされた宇留野圭と大橋鉄郎による作品群。差異も多くある中で、世代を同じくし、また非東京ベースで活躍する2人の持つ、機械や産業、消費といった視点や作品の精密さの共通項は見逃せません。ぜひこの機会にArt Center Ongoingでの2人の作品の共鳴をお楽しみいただければと思います。
(Art Center Ongoing 貞方梨七)

会期中イベント

11月18日(土)17:00-
オンゴーイングスクール

1,000円(お好きなケーキ+1Drink+入場料)
中高生にもわかる作家本人による展示作品解説

11月18日(土)19:00-
クロージングパーティー

1,000円(軽食+1Drink+入場料)

宇留野圭

宇留野圭 / Kei Uruno1993年 岐阜県生まれ2021年 名古屋芸術大学 芸術学科卒業2023年 名古屋芸術大学 大学院美術研究科修了 個展2019年 「The pilot」 (YEBISU ART LABO/ […]

大橋鉄郎

1994年北海道札幌市生まれ。インターネット上の画像を原寸大のペーパークラフトとして再現する立体作品や、Vサインをしている女性を描くイラストレーションなどを制作している。自身の軽薄さや無知さを、視覚的なイリュージョンとシ […]