Constance Hinfray
coming soon…
2019.09.25 [水] - 2019.09.29 [日]
12:00-21:00 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)
* * * * *展覧会に寄せて* * * * *
「大いなる眠り」。夏がおわると、ふいに、あらゆるものが「落ちてゆく」気配を感じる。動物たちは徐々に活動をやめ、植物たちは睡眠状態にはいる準備をする。この眠りとは「死」も意味する。
夏がおわって季節が移りかわるとき、なんだか眠たくて何もやる気が出ない感覚に襲われる。私はこれを利用して、さらに深く、自分の中のぼうっとしたところに、もぐりこむ。このとき、私は植物みたいになって、ただ周りを観察するだけで、生産的なことはしない。この社会で、非活動的なデフォルトモードの自分でいることは、反抗・ハッキングの形態のひとつになり得る。
植物たちをみると、かれらは人間がつくり出す環境変化に順応している。同時にかれらは、ひっそり無言で、人間の建築物をハッキングしている。時間とともに、ビルをも廃墟に変えてしまう。
どうか皆さんには、展示物を好きなだけつかって訓練してほしい。水に身体を浮かべるようにして、「余白のある」「不確かな」「未知の」状態に入る訓練を。怠惰礼賛。すべての生きるものに終わりがあり、消えてはまた別のものに生まれ変わる、この浮世を讃えて。
- Constance Hinfray
参照
ミシェル・ド・セルトー「日常生活の実践」(1980)
ロリ・グルーエン「倫理と動物:序論と絡み合った共感:動物との関係の代替倫理」(2014)
浅井了意「浮世物語」(1661)
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展覧会期間中、3つの参加型パフォーマンスがあります。各回6名様にご参加いただけます。お子様から大きな大人の皆さままで皆さんご参加頂けます。基本的な言語は英語になりますが、スタッフが同行するのでご安心ください。ご予約は、residence@ongoing.jp に「コンストンスのパフォーマンス参加希望」という件名でご連絡ください。
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パフォーマンス 1 “共感のパレード”
9/26 (木) 20:00~ (1時間)
Art Center Ongoing集合。
参加者の皆さんには、仮面とコスチュームを身につけて、ランタンを持ってもらいます。そして一緒に動物や虫たちを探しながら散策に出かけましょう。彼らは何を感じているのかを考えてみたり、話しかけてみたりしましょう。私たちと共にテリトリーを分け合って生きている動物たちのことを学びながら時間をすごすパフォーマンスです。冬前の準備でなにかお手伝いできるかな、動物たちはどんな植物が好きなのかな。パレードをしながら行うレクチャーとポエトリー。
持ち物:(もしあれば)懐中電灯、ハリネズミたちの良い寝床をつくるコツや、鳥たちが喜ぶ食べ物など、知っていることがあればぜひシェアしてください。
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パフォーマンス 2 “共感のパレード”
9/27 (金) 20:00~(1時間)
参加費無料(パフォーマンス1と内容は同じ)
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パフォーマンス 3 “祈り”
9/29 (日) 17:30~ (1時間半)
Art Center Ongoing集合。仮面、コスチュームを着けて、ランタンを持って、近くの公園に行きます。そしてもうすぐ来る新しい年に向けて、お祈りごとを書きます。どんなことでもいいんです。「もっとチーズが食べたい」でも「新しい言語を習得したい」でも。そのあと皆さんの祈りを集めて、そこから歌をつくります。(Kate Bush”Running Up That Hill”の替え歌)そしてあなたの祈りを、Constanceがあなたの腕にタトゥーを施します。あなたが忘れてしまわないように。(でも安心してください。2日後には消えるタトゥーです)
持ち物;(もしあれば)懐中電灯、楽器
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クロージング&フェアウェルパーティー
9/29 (日) 19:30~
Constance Hinfray
http://cargocollective.com/ConstanceHinfray
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