Art Center Ongoing

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パラレル/だからとかこそだとか

中崎透

2011.05.18 [水] - 2011.05.29 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)


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5月21日 (土) 19:00~
ふらふらと、話す。vol.2
加藤賢策(東京ピストル) × 中崎透
参加費:1000円
(ワンドリンク付き、先着30名様 ※入場料含む)

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5月22日 (日) 19:00~
ふらふらと、話す。vol.3
藤井光(美術家) × 中崎透
参加費:1000円
(ワンドリンク付き、先着30名様 ※入場料含む)

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5月29日 (日) 19:00~
ふらふらと、話す。vol.4
下道基行(写真家) × 中崎透
参加費:1000円
(ワンドリンク付き、先着30名様 ※入場料含む)

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5月29日 (日) 15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様 ※入場料含む)

災厄の後、「並行世界」をめぐって 手作りの看板や頓知【ルビ:とんち】をきかせたインスタレーションでしられる中崎透によるArt Center Ongoingでは2回目となった個展『パラレル/だからとかこそだとか』。会場の中心には脚立と雨樋、ホースを使いチョロチョロと心地よい音を奏でながら水が循環されている。窓際の壁からは7色の糸が伸び、地面には砂とその上を滑ったかのような跡とスキー板。他にも9色のカラフルなTシャツや斜めに立てかけられた棚、写真と映像。そして「パラレル」と書かれたライトボックス。どれもポップでありながら意味深。それぞれの用途を手掛かりとして意味を読み解こうとするのだが、掴みとることはできない。わかりそうでわからない、くすぐったい感覚だけが残る。会期中開催されたトークの中で、本展のタイトルに込めた思いとして中崎は「過去の『もしも』を考えるのは嫌いで、未来の『もしも』を考えるのが好きだったけど、3.11以後は『もしも地震がなかったら…』と存在しない『今』を考えることが多くなった。決して交わらないそのパラレルな関係性を見た時、自分は今後どちらにより強く行くのかと」と語っていた。

中﨑透

1976年茨城県生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモ […]