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12月17日 (水) 20:00～
オープニングパーティ

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12月21日 (日) 19:00～
リンジーのOngoing AIR 滞在報告会

Lindsey James Lee（リンジー・ジェームス・リー）は1979年フィリピン西ネグロス州生まれ。マニラを拠点に活動を続けるアーティストです。大学ではファイン・アートを専攻し、主に絵画を制作していましたが、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークで短期コースを受講した頃から多様なメディアで表現するようになりました。
2013年にマニラを襲った巨大台風で作品が浸水被害にあったことが転機となり、アート作品の価値とは何なのかを自らの制作を通じて探りはじめました。近年は独学で取得した剥製技術で制作した動物の剥製と絵画作品を合わせ、アーティスト、鑑賞者、批評家に見立てたインスタレーション作品を発表。
今回の来日では、札幌にあるアーティスト・イン・レジデンスS-AIRでの１ヶ月間の滞在制作・展覧会の後、Ongoing AIRに滞在。札幌で発表した作品にOngoing AIRで制作した新作を加えた個展を開催します。本展 「Pain Thing」でリンジーは、彼のベースとなっている絵画というメディアが、どのようにしたらアートとしてみなされるのかという問いを投げかけます。もし絵画が傷ついていたり、破けていたら、その価値は薄れるのか？また、人はそうした作品と向かいあうとき、どのような時間を割くことができるのか。絵画というメディアが背負った様々な宿命や課題を、あえて絵画を通じてリンジーは探りつづけるのです。
絵画とアートに対する批評が散りばめられた、リンジー・ジェームス・リーの Ongoing AIRの成果発表展。ぜひこの機会に多くの方にお越しいただければと思います。
（滝澤幸子）