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図形のこどもたち

川本仁紀

2026.10.21[水]_ 2026.11.1[日]
18:00-21:00(水木)、12:00‒21:00(金土日)(月火定休)
入場料: 400円(セレクトティー付き)

「図形の子どもたち」に寄せて

今のわたしたちを振り返ると、幼少期があり、その前には受精卵として細胞分裂をしていました。さらに遡ると、ビッグバンのときは塵のような存在でした。
今のような具体的な身体のかたちではなく、もっと抽象的なかたちをしていたのだと思います。
なぜこんな話をしているかというと、最近、ふと図形が踊っているようなイメージが浮かんでくるのです。さまざまなかたちに変貌していくそれらを見ていると、そこに何か根源的なものを感じます。
思い出すのは幼少期のころ、○△■といった図形のモチーフに触れることが多かったときのことです。
積み木やブロックを使って、抽象的なかたちから家や車などに見立てて、外界を捉え直していました。
絵を描くときも、トントンと紙に画材を叩くだけの点から、腕が自由に動かせられるようになることで線になり、線と線が結ばれてかたちになる。そこに好きな絵の具で色をつける。
これは幼いながらに、みな、一次元から世界を認識していく順序を辿っていたのだと思います。
今、当たり前のように捉えている具体的な「わたし」や「あなた」、目の前にある外の景色。
それらが、かつての童心のように抽象化されたり、また具体的になったりする。そこに時間が加わったり、かたちが変わったりする。
そのように、さまざまな次元を往復しながら、少しだけ内側や外側をメタ的に捉え直してみるのはどうでしょうか。

それはまるで、ダンスのようです。私たちは、図形のこどもたちなのかもしれません。
井上陽水の言葉を借りるなら、
「踊りましょう 夢の中へ行ってみたいと思いませんか?」

会期中イベント

10月24日(土)19:00-
オープニングパーティー
参加費:1000円(入場料含む 軽食と1drink付き)



11月1日(日)15:00-
オンゴーイングスクール

参加費:1,000円(入場料含む お好きなケーキと1drink付き)
中高生にもわかる作家本人による展示作品解説

川本仁紀

2000年東京生まれ。生命とは何かという探究をベースに映像を制作している。 個展2022年「メモリーカードはおなかのなかに」(HB.nezu) グループ展2023年「2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品 […]