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佐塚真啓の中

佐塚真啓
企画:佐塚プロダクション(赤石隆明、小鷹拓郎、永畑智大)

2015.03.25 [水] - 2015.04.05 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

<展覧会概要>
今年30歳を迎える佐塚真啓は、国立奥多摩美術館の館長として知られている。しかし、アーティストとしての佐塚真啓を知る人はほとんどいないのではないだろうか?
2009年に武蔵野美術大学造形学部を卒業した佐塚だが、不運にも展覧会の機会に恵まれず、様々なアルバイトをしながら献身的に他のアーティスト達をサポートしてきた。
佐塚をよく知るアーティスト達から聞こえてくるのは、アーティストから見ても常軌を逸した思考回路と、破天荒なエピソードの数々だ。代々木体育館で開催されたファッション展示会 「rooms」では、三日間トイレにも行かない人間時計になり、学生の頃は同じ植物の絵だけを一年間描き続けた事があった。
それでも無限の体力と底無しの気力を抑えきれない佐塚は、あらゆる表現を模索する。絵画、漫画、写真、映像、パフォーマンス。
佐塚の摩訶不思議な理論によって産み出された膨大な作品群は、今は誰にも理解されぬまま、静かにその時を待っている。
本展では、国立奥多摩美術館に参加した三人のアーティストが中心となり、知られざる 「アーティスト・佐塚真啓」に焦点を当てていく。
同世代のアーティスト達から最も注目される無名のアーティスト、佐塚真啓の真の姿がここにある。
(文=佐塚プロダクション)

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3月26日(木)19:00~
「風と土と未来のはなし」トーク
ゲスト:関野吉晴(探検家) 、佐塚真啓

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3月27日(金)20:00〜
オンゴーイングの文化の日
「政治と芸術」第三回

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3月28日(土)19:00~
「佐塚真啓出演映画祭」 オープニングパーティ+上映会
参加作家:有賀慎吾、後藤てるみ、山本篤、和田昌宏、ほか。

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3月29日(日)19:00~
「ファイナルバトル!佐塚真啓 vs 蜷川千春」トーク
出演:蜷川千春、佐塚真啓

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4月4日(土)19:00~
「前衛のゾンビは地域アートの夢をみるか? 2」トーク
出演:藤田直哉(文芸評論) 、じゃぽにか(アート集団)、佐塚真啓

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4月5日(日)15:00~
Pre Ongoing School
「佐塚真啓とは何なのか?」
佐塚プロダクション(赤石隆明、小鷹拓郎、永畑智大)による展示の解説とレクチャー。
お好きなケーキとお飲物がついてきます

※「佐塚プロダクション」とは?
本展をプロデュースするために結成された特別チーム。メンバーは、キャノン写真新世紀に選出され、木村伊兵衛賞にもノミネートされた写真家・赤石隆明、2012年までリサイクルショップこたか商店を経営し、現在は国内外の展覧会に参加している映像作家・小鷹拓郎、佐塚真啓の盟友で、奥多摩を代表する彫刻家・永畑智大の三人で構成される。

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※「国立奥多摩美術館」とは?
都心から電車で約一時間半の山奥にある旧製材所を改装した美術館。2014 年に開催された「13日間のプレミアムな漂流」はネットや口コミで話題となり、わずか13日間で1000人を集客した。佐塚はこの美術館の館長として尽力し、その無類の存在感から黄色い声援が飛び交う程であった。

2012年の2人展を経て、Art Center Ongoingでは久々の登場となった佐塚真啓。都心から電車で約1時間半の山奥にある旧製材所を改装した美術館「国立奥多摩美術館」の館長として、この展示の少し前ぐらいから広く名前を知られるようになった佐塚。本展『佐塚真啓の中』は、国立奥多摩美術館に参加した3人のアーティストが中心になり佐塚をプロデュースする形で企画されたもの。幼少期の頃に描いた絵や漫画や作文から始まり、小、中、高、予備校、大学、そして現在の国立奥多摩美術館と、佐塚がこれまで生み出してきた無数の作品や活動、そしてその記録がびっしりと時系列順に並ぶ。展示タイトルが語っていた通り、観客は佐塚という宇宙空間の中に飲み込まれたかのよう。プロデュースされる側の佐塚ももちろんフル稼働で、様々なゲストを招いて熱く語りつくす。この後も佐塚館長を筆頭とした国立奥多摩美術館はスカした日本の現代美術界にでっかい風穴を開けるべく邁進していくこととなる。
小川希(Art Center Ongoing)

佐塚真啓

1985年静岡県生まれ。丑年。おうし座。長男。A型。右利き。1992年、漫画ドラゴンボールに出会い感動する。中学、高校は丘の上の男子校に通う。チャリ通。2005年、武蔵野美術大学入学と共に上京。2009年、ムサビ卒業。2 […]