Frédéric Xavier Liver
フレデリック・リヴァーは、努力、脆弱性、変容が交差する場所を探求する、学際的なアーティストである。ビデオ、パフォーマンス、身体的なプロセスを通して、学習とそれに伴う体現がいかに個人的、集団的な内省への道となりうるかを検証 […]
2025.5.28[水]_ 2025.6.1[日]
12:00‒21:00(月火定休、水木金は16:00〜18:00まで一時休憩)
入場料: 400円(セレクトティー付き)
Poolは、詩的なドキュメンタリー、個人の証言、象徴的なフィクションを融合させたハイブリット映画で、水と私たちの、深く時に葛藤する関係性を探求している。水とつながり、水に浸かることへの長年の恐怖を克服しようとする、緩やかな傷つきやすい試みでもある。
この映画は、東京のプライベートプールからバルセロナの混雑した夜のプールまで、世界中のプールでの一連の出会いによって展開する。それぞれの出会いは肖像画であり、鏡である。セラピスト、アーティスト、スイマー、そして見知らぬ人たちが、記憶、恐怖、儀式を分かち合い、水がいかに脆弱性、トラウマ、解放を呼び覚ますかを明らかにする。水辺で録音されたこれらの会話は、親密で台本がない。私は耳を傾け、観察し、かつて私を恐怖に陥れた要素を徐々に掴みとっていく。
これらのドキュメンタリーの瞬間の間に、日常生活の断片、瞑想的なシークエンス、詩的な幕間を織り込んでいる。ソフロロジスト(精神と肉体の調和を促す手法を専門とする人)の声が、静かな内なる独白のように映像を導く。Watsu(水中での指圧)の実践者である黒田百合は、水の癒しの可能性について語る。寺田京介がプールサイドで演奏する。音楽、記憶、身体性が溶け合い、水の存在に対する直感的な反応が生まれる瞬間だ。
私は現在、Art Center Ongoingでのレジデンスプログラムに参加し、東京で撮影を行っている。ここでは、現在進行形で繰り広げられているようなリアルな出会いと自然発生的なコラボレーションが、プロジェクトを形成し続けている。
テクスチャー、動き、アンビエントサウンドに焦点を当てて撮影されたこの映画は、水が単なる舞台装置ではなく、記憶、変容、解放の物質となるような没入体験を提供する。
プールは単なる水についての映像作品ではない。恐怖、身体、そして水面下で始まる静かな革命についての映画なのだ。
5月28日(水)19:00-
How to swim
出演者
・酒井風 & zzzpeaker (music)
・Frédéric Liver (展示作家)
¥ 投げ銭
会期の始まりに合わせて、本展示の映像作品にも出演しているミュージシャンの酒井風とzzzpeakerのふたりが演奏会を開きます。その場の気配に耳を澄まし、音の流れに身をゆだねること、この場でしか生まれない音をたよりに、すすむこと。その行為はどこか、「泳ぐ」ことにも通じるかもしれません。展示とあわせて、ぜひお越しください。
6月1日(日)18:00-
Frédéric Xavier LiverのOngoing AIR 滞在報告会
Ongoing AIR(オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス)第47弾、
ベルギーから来たフレドリックことFrédéric Xavier Liverが見た東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。お別れパーティーをかねた報告会。当日はタイ料理をご用意。どなたさまもお気軽にご参加ください。
1,000円(軽食+1Drink+入場料)
フレデリック・リヴァーは、努力、脆弱性、変容が交差する場所を探求する、学際的なアーティストである。ビデオ、パフォーマンス、身体的なプロセスを通して、学習とそれに伴う体現がいかに個人的、集団的な内省への道となりうるかを検証 […]