斉藤隆文(オル太)
1986年千葉県生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。作品を装置に置き換え、自身が介入し現在に潜む狂気や歪みをあぶりだそうと試みている。 個展「波ものみこむ手」(Art Center O […]
2015.12.02 [水] - 2015.12.13 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)
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12月5日(土)
19:00~
オープニングパーティ
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12月6日(日)15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。
お好きなケーキとお飲物がついてきます
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12月13日(日)15:00~
「おぼろげな凱旋ス」ワークショップ
前年度の2人展を経てArt Center Ongoingでは初となった斉藤隆文の個展『おぼろげな凱旋ス』。斉藤は自身の作品について「過去の事象を探りながら、今の時代を見つめている」と話す。一見すると政治や社会問題に対する批評的な作品のようにも映るが、斉藤の作品の本質は、むしろ過去を見つめることで現代に孕む様々な問題を曝け出している点にあるといえる。本展『おぼろげな凱旋ス』は、幼少時代、斉藤の祖父が歌い聞かせてくれたという日露戦争に関するしりとりの歌をきっかけに着想したという。歴史という概念についての個人的な体験から言及。そもそも、いくら客観性を維持しつつ多角的かつ公平な視点を志したとしても、「純粋な歴史」などというものは存在しえないのかもしれない。次の世代に歴史を残すその瞬間に、その時代時代の価値観や個人の興味、そして思想などが入り交じった「フィルター」がどうしてもかかってしまうからだ。斉藤はそうしたフィルターが幾重にもかけられた過去の事象を冷ややかに見つめることで、私たちが生きていく上で盲目的に享受している「現代」というこの時代、そしてそこに潜む狂気や歪みをあぶり出そうとする。 小川希(Art Center Ongoing)
1986年千葉県生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。作品を装置に置き換え、自身が介入し現在に潜む狂気や歪みをあぶりだそうと試みている。 個展「波ものみこむ手」(Art Center O […]