Art Center Ongoing

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記念碑 : フリッパーとエイダとハニー
第2章 ハニー篇

Yuen Nga Chi

2025.1.8[水]_ 2025.1.19[日]
12:00‒21:00(月火定休、水木金は16:00〜18:00まで一時休憩)
入場無料 ※最終日1月19日(日)は17:00まで

Curator : Kobe Ko

『モニュメント:フリッパー、エイダ、ハニー』は、香港アーティスト、ユエン‧ガー‧チーが2019年から続けている作品シリーズ。このシリーズはイルカの飼育行動、人工繁殖、また香港返還時のマスコットとして遊園地で販売されるグッズとしてシンボルになったイルカの記念碑的意義などについてイルカと人間の関係に焦点を当ててさまざまな方向から描いている。

イルカと香港の関係を論じた「第1章:エイダ-人工授精で生まれた世界初のバンドウイルカ-」に続き、東京のArt Center Ongoingで開催される展覧会の「第2章:ハニー」は2018年運営難による水族館の閉鎖に伴い千葉県の水族館に遺棄されたバンドウイルカのメス·ハニーに由来している。 ユエン‧ガー‧チーは約6週間日本に滞在し、東京都内や千葉県銚子市、和歌山県太地町などを訪れ、イルカにまつわる道を探った。

この展示ではバンドウイルカ「ハニー」が捨てられた犬吠埼海洋公園をはじめ、いくつかの水族館や動物園で撮影された写真、また銚子駅や犬吠埼灯台、太地町の街並みなどにあるイルカが装飾やランドマークとして使用されている飼育場外での映像、そしてさまざまなイルカグッズが遊び心たっぷりに撮影されている。この香港人作家はそういった状況を第三者の視点から、日本人の中でのイルカがどのような位置にあるのかを把握しようとしている。そして日本と香港という全く異なる2つの文化的背景の中で同じ種のイルカがどのような違いをもってそれぞれに捉えられているかを整理しようとしている。 またイルカへの観察を通して両地域の違いについて考察を試みている。

会期中イベン

1月11日(土)18:00-
オープニングパーティー
当日は19:00より、アーティスト・Yuen Nga Chiとキュレーター・KOBE KOによるトークもあります。


1月19日(日)15:00-
キュレーターツアー
本展キュレーターのKOBE KOによる作品解説ツアーです

Yuen Nga Chi

Yuen Nga Chi was born and lives in Hong Kong. She draws inspiration from the contradiction between living cond […]

Kobe Ko

Kobe Ko is an independent curator and artist, formerly worked as Assistant Curator at Para Site(2021–2023) and […]