Art Center Ongoing

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ヒュ、ヒューマンネイチャー

尾崎藍/八木恵梨

2017.08.16 [水] - 2017.08.27 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

ここまで尾崎作品、ここから八木作品

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8月19日(土)18:30~
オープニングパーティー
「MY MOTHER IS A GOOD COOK」
ゲスト:八木の母親

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8月26日(土)16:00〜
ワークショップ「耳が聞こえない状態で〇〇について話し合う」
集まったひとたちでイヤホンをつけてあまり音が聞こえない状態で〇〇(当日お伝えします)について話し合います。相手の口の動きをきっかけに相手の話していることを考えて、それに応えていきます。正確に相手が何を言っているかを読み取ろうとする必要はありません。自分の中の相手と話をします。
ワークショップは映像で記録します。

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8月27日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

Art Center Ongoingでは初となる、ともに1990年代生まれの尾崎藍と八木恵梨による2人展『ヒュ、ヒューマンネイチャー』。これまでドローイングや立体や映像によって「性」に関する作品を作ってきた尾崎。本展では窯で焼く前段階の粘土で作られた裸の男女の立体と、葉っぱで顔を隠した2人の裸の男女が野原で口論をしているのだが、お互いの性器を触りあうと喧嘩が終息し、またしばらくすると口論が始まる映像を発表。どちらも物理的な肉体という枠を超えて、尾崎が理想とする穏やかな親密さや繋がりを生む純粋で理想的な人間の「性」への言及が見られる。一方の八木は、実の母親が映画『トゥーム・レイダー』のアンジェリーナ・ジョリーになりたかったというエピソードを聞いた事から着想した「MY MOTHER WANTED TO BE ANJELINA JOLIE」という新シリーズを発表。母親が映画の中のアンジェリーナ・ジョリーの格好をしながら、料理をしたり猫と戯れたりといった平凡な日常生活を送る姿を描いた平面作品が並ぶ。自らの母親を題材として人間がもつ普遍的な「可笑しみ」を炙りだそうとする。野心的な若手作家2人の実験的冒険。 
小川希(Art Center Ongoing)

尾崎藍

尾﨑 藍 身体を通した他者との交感をテーマに制作。生きる上で魅力的だと感じた動物の行動やコミュニケーションから想起するイメージなどをドローイングや文字にし、写真や立体、アニメーション、映像などに展開する。https:// […]

八木恵梨

1994年生まれ。東京藝術大学の油画技法・材料研究室、博士後期課程に在籍中。「自己の個人的な妄想を他者と共有する」ためのツールとしてドローイングやスケッチを行っている。2018年から現在まで、泥酔時にみた男性の幻をめぐる […]