Art Center Ongoing

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Engineering Truth

Egor Kraft

2024.11.21[木]_ 2024.11.24[日]
12:00‒21:00(月火定休、水木金は16:00〜18:00まで一時休憩)
入場料: 400円(セレクトティー付き)

この度Art Center Ongoingは、ウィーンと東京を拠点に活動する Egor Kraftによる『Enginerring Truth』を発表いたします。 
Egor Kraftは、コンセプト、建築、オーディオビジュアルを媒介とする詩など、様々な分野で活躍する作家です。主に、コンピューターを使用したウェブベースの作品、映画を媒体とし、リアル・バーチャルな世界への具現化、ハクティビスト的介入、その他コンセプチュアルな思考を提示するなど表現方法は多岐にわたります。
今回は、ハクティビストとソフトウェアエンジニアのグループと協力したアーティストが始めた戦術的なソフトウェアであるHashd0x(スペルはhæʃdɑ)に注目しました。これは、メタデータを登録し、コンテンツをハッシュ化(ルールに基づき別の値に置き換えること)することによって、様々な事象の証拠となるものを即座にブロックチェーン上に保存し、なりすましを防ぐ機能が備え付けられています。つまり偽情報と戦うためのツールとして設計されているのです。
「Enginerring Truth」は、キエフ地方のブチャ・ライオン地区にある家屋の残骸を3Dモデル化したビデオインスタレーションです。フィルムとカスタム設計されたハンド・カメラとドローン操作のカメラを用いて作成されています。またHashd0x(スペルはhæʃdɑ)のソフトウェアの仕組みにあるように、写真測量を用いて3Dスキャンされる画像やビデオをハッシュ化し、Hashd0xの分散型アプリケーション(dApp)を通じてブロックチェーン上に保存されるように作られています。
これは、後に巨大なコンピュータネットワークに保存され、長期間にわたり残り続けます。結果として、正に現在行われている戦争犯罪などの証拠がデジタル上で永遠に保存され、消去や検閲から守られ、タイムスタンプ(ある出来事が発生した日時、日付、時刻などを示す文字列)が付けられることで、まるでデジタル彫刻のような記念碑として機能するでしょう。

会期中イベント

11月24日(日)19:00-
KraftのOngoing AIR 滞在報告会
Ongoing AIR(オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス)第44弾、
オーストリアから来たクラフトことEgor Kraftが見た東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。お別れパーティーをかねた報告会。当日は韓国料理をご用意。どなたさまもお気軽にご参加ください。
1,000円(軽食+1Drink+入場料)

Egor Kraft

Born 1986 in St. Petersburg, Russia, lives and works in Vienna & Tokyo Egór (George) Kraft is an investiga […]