Art Center Ongoing

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穴とゆめ

鷺山啓輔

2017.03.22 [水] - 2017.04.02 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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3月25日(土)19:00〜
オープニングパーティー

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3月31日(金)19:00〜
「ネオ風景対談」
柴田祐輔×鷺山啓輔
「ネオ」という言葉の源を探ると、「新しい・今の次・復権」という意味合いが浮かび上がります。人と人とが無自覚に続ける生活様式の積み重ねから生まれる公共空間に眼を向ける柴田祐輔(現代美術)。自然と対峙し、その土地の歴史、人々の行為、自身の感性とを関わらせながら記憶の積層を映像で紡ぎだす鷺山啓輔(映像作家)。そんな二人が「ネオ風景」について語り合う一夜となります。

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4月2日(日)15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を含めてのレクチャー お好きなケーキとお飲物がついてきます

Art Center Ongoingでは通算4回目となる鷺山啓輔による個展『穴とゆめ』。本展のタイトルの一部にもなっている「穴」の映像が撮影されたのは、千葉の南房総にある戦争遺産で地下壕として使われていた場所。作中には岩肌の海底の地層なども映し出され、地下壕という歴史的な意味を含みつつ、より大きな自然の営みも感じさせてくれる。今回の展示では、二つの映像を隣り合わせで上映。鷺山の実の父との見えない絆と、展示の1年半程前に生まれた愛娘に抱く未来への想いが交わりあいながら、死生観として浮かび上がってくる。それは、海底で生まれる地層が時に滲み合いながら層を重ねるように、様々な関係性や出来事がいくつも現れる「人生」という複雑なレイヤーを観るものに想像させる。人工と自然、パーソナルとユニバーサル、過ぎ去った出来事とずっと変わらないもの、現実と幻想、死と希望、二つの相反するイメージが並列することで生み出される幻想的化学反応。
小川希(Art Center Ongoing)

鷺山啓輔

映像作家http://sagiyama.com 1977年生まれ2001年武蔵野美術大学映像学科卒業2001年東京郊外拝島にてアートスペース「HOMEBASE」設立2013年アートユニット「Sagi Tama」結成 ht […]