下平晃道
下平晃道東京造形大学で彫刻を学んだ後、卒業後はグラフィックデザインとイラストレーションを中心に活動。徐々にテーマ性のある作品スタイルを確立し発表を始める。2010年からは「時間」と「記憶」の概念を「色」と「模様」に置き換 […]
2024.8.21[水]_ 2024.9.1[日]
12:00‒21:00(月火定休、水木金は16:00〜18:00まで一時休憩)
入場料: 400円(セレクトティー付き)
この度、Art Center Ongoingでは、下平晃道(しもだいらあきのり)による個展「Bittersweet」を開催いたします。
下平晃道は東京造形大学を卒業後、グラフィックデザインとイラストレーションを中心に活動してきた作家です。現在は、現在は京都工芸繊維大学の博士課程に在籍しており、人の感情と色彩との関係について研究しています。
Art Center Ongoingでの個展は、実に2017年ぶりとなります。以前の絵画作品では、下平は即興性の高い方法で表現を模索していたといいます。紙の上にインクを垂らすことで起こる偶然を重視し、コラージュのように布と紙を組み合わせて制作を行なっていました。
博士課程での研究が進むにつれて、画面の中の色を自ら決めることや、理想の色彩や雰囲気に近づくことを近年では試作していると下平は話します。夢の中の出来事を思い出すとき大事なことの記憶と、忘れてしまうことの記憶に差があると気づき、その記憶の強弱を表現しようと色を選んでいます。
また、人の顔が絵画の中に出てくるのも、顔と感情を関係させて考えていることと繋がっています。例えば、赤という色は人間の「怒り」の感情に影響するものだと下平は話します。顔がある絵、その背景の色が変わることによって、鑑賞者の感情を読み取る思考回路に影響を及ぼすと下平は考えています。顔が画面の中にあり、その周囲の色が変わることで人間に対して引き起こす感情やムードを意図的に表現しているのです。
作家として活動と表現を積み重ねながら、色彩と感情の関係についての研究を掘り進める下平。その2つを掛け合わせ、ゆるやかに進化していく作品をぜひご高覧ください。
(Art Center Ongoing 手塚美楽)
8月24日(土)19:00-
オープニングパーティー
参加費:1000円(入場料含む 軽食と1drink付き)
8月25日(日)19:30-
トーク
ゲスト:濱田祐史
参加費:1000円(入場料含む 1drink付き)
1979年大阪府生まれ。2003年日本大学芸術学部写真学科卒業。
写真の原理に基づき概念を構築し、自身の記憶、偶然などを介して写真の多様な表現機能に根ざしたパフォーマティブな作品を制作し国内外で発表している。
9月1日(日)15:00-
オンゴーイングスクール
参加費:1,000円(入場料含む お好きなケーキと1drink付き)
中高生にもわかる作家本人による展示作品解説
下平晃道東京造形大学で彫刻を学んだ後、卒業後はグラフィックデザインとイラストレーションを中心に活動。徐々にテーマ性のある作品スタイルを確立し発表を始める。2010年からは「時間」と「記憶」の概念を「色」と「模様」に置き換 […]