Art Center Ongoing

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ワイン

田中義樹

2018.02.21 [水] - 2018.03.04 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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2月24日(土)19:00~
オープニングパーティー

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3月3日(土)19:00~
Sculpture party
彫刻家(科)のはじっこの人達
ゲスト:宮川知宙
聞き手:田中義樹

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3月4日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

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3月4日(日)18:00〜
Art Center Ongoing 2008-2018 刊行記念パーティー
Ongoingの10年間の活動をまとめたドキュメント本完成の記念パーティーです。
どなた様もお気軽にお越しください。
※ドキュメント本は会場で販売もしております。4500円(税別)
なお20:00からは、インドネシアのジョグジャカルタからOngoingAIRに参加しているディナことSYAFIATUDINAのウェルカムパーティを開催します。彼女のリサーチのプレゼンテーションも開催しますので、こちらもあわせてご参加ください!

田中義樹(たなかよしき)は1995年三重県生まれ。高校生の頃、アートにかかわることを志し、デッサンができなさすぎて最下位で入学した(本人談)という武蔵野美術大学彫刻学科を卒業。学生時代より、Art Center OngoingやTERATOTERA、アートラボはしもとなど、様々な場所での展示をおこなうなど、コンセプチュアルな作品の創作・表現活動を続ける現在大きな注目を集める若手アーティストの一人です。
一時期はリレーショナルアートなど、美術史の潮流を踏まえた上での実践を試みていましたが、2015年の「一富士三鷹パン祭り」では、リレーショナルアートを揶揄するかのような作品を展開するなど、最近では美術の言説にとらわれない作品が目立ちます。
田中の作品には、わたしたちの常識をあえて読み間違ってみるような自由さがある一方、アートが社会に消費されているかのようにも見える現在の状況に対する憤りを感じることもあります。自身が目指す表現活動について、「誰かがちゃんとした意思をもってやっていることを、上澄みだけかっさらっていくようなことはしたくないんだけど、誰かが積み上げたものをガラっと崩すようなことがしたい」と語ります。恐ろしいほど原始的なデザインで作られた彼のホームページも、そのような試みの一つに思えます。「普通にやったら、そこそこかっこいいホームページが作れるソフトなんだけど、あえていかにダサく作るかっていうことを目指した」とのこと。
天邪鬼かつアナーキーなアーティストである田中。「中指立てるっていいですよね。作品を作るときはいつもこういう気持ち」と話す彼の言葉からは、単に作品の創作ということにはとどまらない、概念や制度を問い直そうという企みや姿勢を感じ取ることもできます。
作品の作風が定まらないことに頭を抱えつつも、アートを語るときは無邪気に「うん、アートは好き」と迷いなく答える田中。今回の個展『ワイン』では、どのようにピシャァーッと、わたしたちの積み上げてきたものを崩してくれるのでしょうか。是非この機会に多くの方々にご覧いただければと思います。
(高橋萌香)

田中義樹

1995年三重県生まれ。現在、東京在住。2017年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。 個展2020年 ジョナサンの目の色めっちゃ気になる(ガーディアン・ガーデン、銀座)2020年 僕はアイドル(略)そばにいるよ(Art Cen […]