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NEXT EXHIBITION / 大木裕之『うちんこ2』

山下拓也

2013.05.15 [水] - 2013.05.26 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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5月18日 (土) 19:00~
オープニングパーティー
参加費:1000円(軽食+ワンドリンク付き、入場料込み)

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5月25日 (土) 19:00~
トーク&ライブ
ゲスト:山田マン(from ラッパ我リヤ)
料金:1000円 (ワンドリンク付き、先着30名様、要予約)

山田マン(from ラッパ我リヤ)

<ラッパ我リヤ>
今も昔も変わらないハードコアなリリックとビートがB-Boyの心を捉えて離さない。現在のメンバーは、 「山田マン」と「Q」の2MCと「DJ TOSHI」から3名から成るラップグループ。グループ名の由来は、フェイク MCを退治する意味の「ラッパー狩り屋」と「ラップ したがり屋」の2つを掛け合わせた造語である。 1998年9月25日、インディーズデビュー作、「スーパー ハード」をリリース。同アルバムには、ヤワなMCを蹴散らす、「ニセモノセイバツ」や年々J-Pop化の一途を辿り衰退の方向へと突き進む要因となっている、商業サウンドを切り捨てるリリックの楽曲でライブのイントロから始まる、「邦楽界」、更に今も続くシリーズ、「ヤバスギルスキル」等が収録されている、日本語ラップシーン必聴の作品である。2000年には、「Dragon Ash」の「Deep Impact」へFeat.参加。この曲への客演は、様々な形での波紋を呼んだ。同年7月19日には、2ndアルバム、「ラッパ我リヤ伝説」をメジャー流通 (ビクターエンターティンメント)より、リリース。このアルバムには、「走馬党」の面々はもちろん、「ZEEBRA(U.B.G.)」、「MACCHO (OZRO SAURUS/Bay Blues Recordz)」、「BUTCHER(CRYSTAL MOVEMENTZ)」等がFeat. 参加。中でも、「森山 周一郎」との異色のコラボレイトが話題となった。2ndアルバムのリリースから僅か4ヶ月後の11月22日にリミックス楽曲を収録したミニアルバム、「REMIX伝説」をリリース。プロデューサーには、「DJ YAS (KEMURI PRODUCTIONS)」、「DJ TOMO」、「DJ CELORY a.k.a. Mr. BEATS (SOUL SCREAM)」等が参加。2ndアルバムから約1年後の2001年7月18日に3rdアルバム、「日本改造計画」をリリース。「K-DUB SHINE (ATOMIC BOMB/キングギドラ)」、「Rhymester」等が客演参加し、全18曲を収録。2003年8月20日には、4thアルバム、「R.G. AIR4TH」をリリース。同アルバムには、先行シングルの「Enter the 我 ~燃えよ!我リヤ~」を筆頭に、定番楽曲の第6弾、「ヤバスギルスキル Pt.6 Feat,ILL-BOSSTINO a.k.a. Boss the MC (THA BLUE HERB)」を含む全15曲を収録。同日には、1stアルバム、「スーパーハード」を「SUPER HARD」としてメジャー 流通より正規再発リリース。更に翌年、2004年9月22日には、全16曲 入り、初のベストアルバム、「BEST OF R.G.」をリリース。2005年8月31日には、5thアルバム、「RAPPAGARIYA」をリリース。「RINO LATINA(KAMINARI-KAZOKU.)」、「DABO (NITRO MICROPHONE UNDERGROUND/Baby Mario Production)」等が客演参加し、全15曲を収録。数々のアーティストと共演を果たして来た彼らだが、最近では、個々がソロ活動にも力を入れ、「BIG RON & GHETTO INC」、「山嵐」、「ARIA」、「CRAZY KEN BAND」 といったカラーの違うのアーティストともコラボレーションを重ね、ジャンルに囚われない音楽性とラップとしてのこだわり、感性をバランス良く共存されている。2006年9月27日に「走馬党」全員参加による初のアルバム、「走馬党」をリリース。それから僅か1週間後の10月4日には、ラッパ我リヤの6thアルバム「NO HIP HOP NO LIFE」をリリース。同アルバムには、ナント、「A.C.C. = ASIAN CAN CONTROLLERZ」を代表するグラフィティライター、「TOMI-E」がMCとしてFeat. 参加。その「TOMI-E」が参加した「ヤバスギルスキル Pt.8」には、「MC 仁義 (ZINGI)」と「魔梵 (牛舌喰らう/ZINGI)」も客演参加し話題となっている。その他にも、「未来」、「走馬党」全員参加の「WE ARE SOHMATOU」、「MONEY AND THE POWER」、「HUMANBEATBOX Feat. 太華 (MSC)」を含む全15曲収録。それでは、参加アーティストの熱い言葉に耳を傾けて欲しい。ヴァイブスを感じ取れたリスナーは勿論、「走馬党」と「ラッパ我リヤ」のアルバムと合わせて聴く事を御勧めしたい。また2009年4月8日7枚めフルアルバム「マスターピース」を徳間ジャパンからドロップ!!!2010年4月7日山田マンとノーティーとのホットなユニット「アンチョビボーズハーモニー/ホットミュージック」をリバランズエンターテイメントからリリース!!!2011年震災以降ミュージシャンとしての長期復興支援的スタンスでも活動!そして只今ラッパ我リヤ8thAlbum製作中♪♪!!

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5月26日 (日) 15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)

ブラックライトに照らされて発光したネオンカラーのポスター群。
山下が制作したポスターが壁一面に隙間なく張り出されたギャラリーは独特の雰囲気に包まれました。
今回山下は「EXHIBITION / 大木裕之『うちんこ2』」という展覧会タイトルの通り、「映像作家の大木裕之さんが次回の出展作家である」という事柄をモチーフにOngoingのギャラリースペースの床面を彫って木版を制作し、そこで刷った「大木裕之『うちんこ2』」告知ポスターを展示するという形式で「今ここでしかできない展示」を展開しました。
山下が構築した展示空間に流れる独特の空気は観る者にポスターが持っている「告知」という機能を忘れさせました。山下はある事物が特定の場において持つ機能に着目しながら、その場に似つかわしくないイメージを重ねることで事物の機能が持つ“意味内容”を解体し事物自体を偶有性(=他の状態でもありえるのに、たまたまその状態であること)の塊として提示します。
山下が制作した告知ポスターを壁面全体に張り出した今回の展示は、それまで保持していた特定のイメージからギャラリースペースを解放しました。山下によってさまざまな可能性を与えられたギャラリーはある時は作品の展示空間に、またある時は広告スペースに、そして時にはライブ会場に姿を変えました。
トレンドやモードあるいは流行といった枠組みに回収される前のさまざまな可能性を秘めた“いま”そのものを展開した山下は現在進行形の表現を探求するArt Center Ongoing、そのArtist In Residence=Ongoing AIR第一弾にふさわしいものとなりました。
(Ongoingインターン、原拓也)

山下拓也

2010 名古屋造形大学美術学科総合造形コース卒業2013 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了 主な個展2020 〈熊と多分インディアンと市長か警察官と背中、他〉 VOU GALLERY(京都)2020 […]