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2023.02.04はなせないことをはなす
CRITICAL IMPULSE TALK SERIES – Vol.08

ドローイング: Pol Maló 2022

はなせないことをはなす -CRITICAL IMPULSE TALK SERIES- Vol.08
ゲスト:宇川直宏(現”在”美術家|DOMMUNE主宰)


日時:2023年2月26日(日) 19:30-
会場:Art Center Ongoing 1階カフェ
参加費:1000円(要ワンドリンクオーダー)
定員:先着30名様(info@ongoing.jpよりご予約も承ります。お名前、参加人数、連絡先をお伝えください)

『はなせないことをはなす -CRITICAL IMPULSE TALK SERIES-』は、現場のライブ感を大切にすることをコンセプトに、オンライン配信を一切行わず会場に来た人たちだけがリアルタイムのトークを間近で体験する連続トークシリーズです。
昨今のSNSでの過度な反応や、そうした状況が生み出す忖度を一切抜きにして、文字通り顔の見える範囲で、普段話すことが憚られる内容を気兼ねなく話す場所を目指します。「はなせないことをはなす」というタイトルに込めたのはそうしたストレートな想いであり、また固執してしまった考えや視点を今一度解き放つという意味も同時に含んでいます。
毎回多彩なゲストをお呼びし、月一のペースで開催していきます。

第8回目のゲストは現代美術家、現”在”美術家でDOMMUNE主宰の宇川直宏さんです。
今回のテーマは「AI時代の芸術表現の未来〜絵画、写真、映像の終わりと始まり」です!
“Midjourney や Stable Diffusion などの画像生成AIの登場後の絵画の行方、もしくはインスタ以降、プラグインで盛るという行為が前提となった現代写真のあり方、また、Unreal Engine 5以降、XR表現と接続された映像の終焉を語る。プロンプトエンジニアリングによってアートが生み出され、NFTが嘗てアウラと呼ばれた唯一無二性や、代替不可能なマーケット価値をする担保する現在、美術の何が終わり、芸術の何が新たに始まるのか?

トーク前半部はゲストの方々へのインタビュー形式で、後半部は観客の皆さんや企画側を含めたディスカッション形式で進める予定です。ぜひ、会場に実際に足を運んでいただき、ここだけでしか”はなせないはなし”にみなさんもご参加ください!

ゲスト:

宇川直宏(Naohiro Ukawa)
1968年香川県生まれ。現”在”美術家。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2001年「Buzz Club: News from Japan」(MoMA PS1・ニューヨーク)、「JAM: Tokyo-London」(Barbican Art Gallery・ロンドン)に参加して以来、国内外の多くの展覧会で作品を発表。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼び、2011年文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出される。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。2016年アルスエレクトロニカ(オーストリア/リンツ)のトレインホールにステージ幅500Mのサテライトスタジオ「DOMMUNE LINZ!」を開設、2019年、瀬戸内国際芸術祭にてサテライトスタジオ「DOMMUNE SETOUCHI」を開設。どちらも大きな話題となった他、これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌…と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。10年間に渡って配信した番組は約5000番組/約12,000時間/200テラを越え、トータル視聴者数1億人を超える。2019年、リニューアルした渋谷PARCO 9Fにスタジオを移転。「SUPER DOMMUNE」に進化し、5G以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図る。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。


[はなせないことをはなす – CRITICAL IMPULSE TALK SERIES -]
企画:Pol Maló(アーティスト)、針谷周作(編集者)、小川希(Art Center Ongoing)

ポル・マロ Pol Maló
アーティスト(ペインティング、インスタレーション、音楽)。
佐渡島Galaxy Art Fedtival (2022)、Roppongi Crossing (2004 森美術館)、こもれび(2003水戸芸術館)、Out The Window (2004国際交流基金東京)、Sketchy Pop-Ups (2004 SCAI the Bathhouse個展 solo exhibition)、Phase of Post Music (2000 ICC Inter Communication Centerコンサート)、 Variations on a Silence (2005 Re-Tem 東京)、茶柱レコード(1999-2003 レコードレーベルと展示スペース付きレコード屋渋谷)など。トランスナショナルアーティスト、国籍的なアイデンティティ無い。芸術と哲学の教育。

針谷周作(Syusaku Hariya)
編集者・プロデューサー。1999年に音楽とアートの雑誌『salon』を創刊。ヨーロッパの電子音楽家・アーティストを中心に取材を行い、ウェブマガジン「unsorted」/unsorted booksを設立したのち2011年出版編集会社コトノハ設立。多摩美術大学、東京藝術大学、東京経済大学等で非常勤講師(現在は終了)。尚徳学園理事。初代『街の手帖』編集長兼発行人。ナチュラリスト。
https://cotonoha.co

小川希(Nozomu Ogawa)
1976年東京都生まれ。2008年1月に東京・吉祥寺に芸術複合施設Art Center Ongoingを設立。現在、同施設の代表。文化庁新進芸術家海外研修制度にてウィーンに滞在(2021年-2022年)。中央線高円寺駅から国分寺駅周辺を舞台に展開する地域密着型アートプロジェクトTERATOTERAディレクター(2009年-2020年)、レター/アート/プロジェクト「とどく」ディレクター(2020年-2022年)、茨城県県北芸術村推進事業交流型アートプロジェクトキュレーター(2019年)、社会的包摂文化芸術創造発信拠点形成プロジェクトUENOYES(ウエノイエス)ARTS TIME PROJECT ディレクター(2018年)など多くのプロジェクトを手掛ける。