Art Center Ongoing

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公共と自由

柴田祐輔

2016.08.17 [水] - 2016.09.04 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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8月20日(土) 19:00~
トークイベント『フリースタイル フォトバトル』
ゲスト:万代洋輔(写真家)

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8月21日(日) 19:00~
オープニングパーティー

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8月26日(金) 19:00~
トークイベント『人を撮る』
ゲスト:阪本勇(写真家)

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8月27日(土) 19:00〜
Pre Ongoing School
「ストリートと柴田」
ゲスト:山本篤(映像作家)
展示作品の解説を交えてのトーク。ビールもしくはお好きなケーキとお飲物がついてきます。

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9月3日(土) 19:00~
トークイベント『今、風景のこと』
ゲスト:笹岡啓子(写真家)

Art Center Ongoingでは3回目の個展となった柴田祐輔による『公共と自由』。映像、写真、インスタレーションなどを得意とする柴田。彼が扱うのは、虚と実、光と影、人工と自然といった、相反する二つのものの境界線ギリギリに浮かび上がるもの。そこに立ち現れる作品の全ては、どちらの枠にも属すことのできない、日常で体験することが絶対に不可能な肌触りを持っている。今回の個展を前に、柴田は写真作品に向き合いたいと話していた。会場に並んだのは、青やピンクや紫などの色紙を背景とした、カップラーメンの器や、包装紙、食品販売のためのプラスチックのトレーなどのブツ取り写真。また紫陽花の花にまじる無数の「赤いきつね」(カップ麺)や、路上に設置された不自然なゴミや家具、そしてカップラーメンを公園の片隅で食べる学生服の青年の後ろ姿などなど。そうした写真が、紙で作られた偽物の照明用ライト、おにぎり、牛乳パック、傘、そして拾ってきたかのような家具とともに多数設置されていた。柴田が写真作品と向き合うとこのような風景が生まれるのかと、寒気を感じながら立ち尽くす。
小川希(Art Center Ongoing) 

柴田祐輔

アーティスト。1980年福岡県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院美術専攻版画コース修了。現実世界の曖昧さや不確かさに着目し、映像・写真・オブジェなど様々なメディアを使ったインスタレーションを国内外で発表。2019年に […]