Art Center Ongoing

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三つの机のあるところ

秋本将人/臼井拓朗/益永梢子

2015.02.04 [水] - 2015.02.15 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

ここまで秋元作品、ここから臼井作品
ここまで臼井作品、ここから益永作品

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2月7日 (土) 19:00~
トークイベント
ゲスト:松浦寿夫(画家・批評家)

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2月14日 (土) 17:00~
いしいしんじ「その場小説」

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2月15日 (日) 15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます

3者ともにArt Center Ongoingでは初めての展示となった秋本将人、臼井拓郎、益永梢子による『三つの机のあるところ』。様々な素材や作業を通じて「絵画」とは何かを追求する秋本。秋本の「絵画」において、キャンバスは単なる支持体ではない。チョコレートやイチゴクリームのような色をした絵の具をクッキーのような木材で挟み込み、それらを平面上に並べた作品を前に、観るものはそれがクッキーなのか、彫刻なのか、絵画なのか戸惑う。秋本は描く、塗る、切る、重ねる、組み合わせるといった、キャンバスと絵具の間で生じる多様な作業や現象を通じ、「絵画」を成り立たせるための支持体と媒体との間に横たわる関係性をあぶり出す。「クッキーのようなもの」は、言語やそれにまつわるイメージの枠組みを飛び越え、「絵画」の範疇を広げていく。
臼井拓郎はこれまで、ものを見ることや行為の反復をテーマとした作品を数多く発表してきた。テーブルの上に多種多様な工具が並べられ、それらの配置が移動したり、無くなったり元の位置に戻ったりする様子を映し出す映像。こうした映像と共に、臼井は、映像を乗せる棚すらも作品と同様の存在感を持って並べ、展示と私的空間との境界を曖昧にするような状況を作りだす。その空間のもとで、日常的なモノ・コト、空間、そしてその中で淡々と行われる動作やその反復を見つめ直すこととなる。
益永梢子は、大判の抽象画やタイルペインティングの作品を発表し、近年は作品と空間が有機的に調和された作品を制作。小さな長方形にカットされた柔らかな画布に、線が引かれたり、アクリル絵具で彩色をほどこされたりしながら、何度も折り曲げられた状態で壁に固定される作品。折ったり、曲げたり、裏側がみえたりみえなかったり。画布をずっと眺めていると、ある時には平面的なひとつの面として、またある時には空間を含みこんだ立体的なものとして浮かび上がってくる。益永は二次元と三次元の間を行き来するような新しい「絵画」空間を作り出す。作品の成り立ちや構造に対してプリミティブかつストイックにアプローチし続ける三人の展示。
小川希(Art Center Ongoing)
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益永梢子

coming soon…

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臼井拓朗

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秋本将人

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