Art Center Ongoing

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LOVE PHANTOM

高田冬彦

2017.11.01 [水] - 2017.11.12 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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11月4日(土)19:00~
オープニングパーティー

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11月11日(土)19:00〜
トークイベント
ゲスト:遠藤麻衣(舞台俳優、美術家)

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遠藤麻衣:俳優、美術家、「二十二会」主宰
84年兵庫県生まれ、東京在住。現在、東京芸術大学美術研究科博士後期課程に在籍。「演じる」というテーマを軸に、美術や演劇など領域横断的な活動を展開している。主な発表に「アイ・アム・ノット・フェミニスト!」(ゲーテ・インスティトゥート,フェスティバル/トーキョー2017)、「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」(東京都現代美術館, 2016)、「ボクは神の子を妊娠した。」(TAV GALLERY, 2015)、「アイ・アム・フェミニスト!」(GALLERY BARCO, 2015)。主な出演に《シティⅢ》(sons wo: /六本木新世界、鴨江アートセンター,2017)《へんなうごきサイファー》(二十二会, 2014~)、《イスラ!イスラ!イスラ!》(岡崎藝術座/三重県総合文化センター, 2016)《始末をかく》(岸井大輔, 2013~2018)、 《透明な隣人 ~8 -エイト-によせて~》(西尾佳織/フェスティバルトーキョー14,2014)。
maiendo.net

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11月12日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。

Art Center Ongoingでは3年ぶり3回目となった高田冬彦の個展『LOVE PHANTOM』。ナルシシズムやいじめ、セレブリティへの憧れといった現代社会が抱える心の闇や病巣を繰り返し作品のテーマとしてきた高田の作品は、グロテスク、エロティックといった表現で形容される。パフォーマンスと映像を行き来しながら観るものの羞恥心を刺激し、一度捉えられると決して逃れることのできなくなるその世界観は他に類をみない。本展では彫刻作品1点と2本の新作映像を発表。針山の地獄を思わせる模型の上で生首が転がる様子を写した映像では高田自身が血だらけの生首を演じる。ビデオカメラは模型に設置されており、その模型ごと手に持ってくるくると回転させることで生首が転がっているかのような効果を生むが、なんともチープで地獄なのに笑える。またメインの映像は、電車の中でまどろむ二人の美男子の心臓が飛び出してきて(実際はTシャツの中の手)、触れ合い微笑みあう1分に満たないもの。こちらは本人が出演していない高田の新境地ともいえる作品。秀逸。 
小川希(Art Center Ongoing)

高田冬彦

1987年広島県生まれ。現在は千葉県を拠点に活動中。2017年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期過程油画研究領域を修了。高田は、神話、おとぎ話、性、ジェンダー、ナルシシズム、トラウマなど、多様なテーマやイメージを扱っ […]