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HEAVY-ROTATION

Yonatan Geron

2015.03.17 [火] - 2015.03.22 [日]
12:00-21:00 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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3月17日 (火) 19:00~
オープニングパーティ

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3月21日(土)19:00〜
オンゴーイングの文化の日
小鷹拓郎+多田ひと美トーク
「全く異なる企画でタイ・チェンマイで滞在制作をしてきた二人の日本人アーティストによるレジデンス報告会

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今年の初め、国際交流基金主催の展覧会「Shuffling Spaces」でチェンマイ市街にあるGallery See Scapeで滞在制作をしていた小鷹拓郎と、タイ初の非政府型プログラムでセルフビルドの土嚢建築のアーティストインレジデンス「ComPeung」で滞在制作をしていた多田ひと美。全く異なる企画で同時期にタイのチェンマイで滞在制作をしてきた二人の日本人アーティストによるレジデンス報告会です。

小鷹拓郎
1984年生まれ。2012年までリサイクルショップ こたか商店を経営していた映像作家。写真家の赤石隆明と彫刻家の永畑智大と三人で「佐塚プロダクション」を設立し、今月28日からオンゴーイングで始まる国立奥多摩美術館の佐塚館長の個展「佐塚真啓の中」をプロデュースする。

多田ひと美
1985年生まれ。映像、音、インターネットなど様々なメディアを用い、ソフト、ハードを独自に組み合わせ、インスタレーション、パフォーマンス等の制作を行う。また、地主麻衣子、菊川恵里佳と共に行う朗読バンド “どっぢ” でもライブ活動などを行っている。
http://tadahi.com/

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3月22日 (日) 19:00~
ヨナタンのOngoing AIR 滞在報告会

Ongoing AIR(オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス)第11弾、
イスラエルからやってきたヨナタンことYonatan Geron。ヨナタンが見た日本、東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。
お別れパーティーをかねた報告会を開催します。

Yonatan Geron(ヨナタン・ゲロン)は1979年生まれ、イスラエルのテルアビブ在住。2006年にSchool of Visual theater(エルサレム、イスラエル)を卒業。ゲロンはこれまで、絵画、パフォーマンス、映像、彫刻など様々なメディアを用いて、周辺アラブ諸国との複雑な関係を抱えるイスラエルという国を背景にした政治的、自伝的要素を多く含む作品を発表してきました。近年では、廃棄された出自のわからない絵や資料に手を加え、忘却されたもの、排除されたものを、公的な歴史と私的な記憶を混在させることで、意味合いに多様性を持たせるという手法を試みています。
本展のタイトル「Heavy Rotation」は、作家が日本の滞在の中で知った某有名アイドルグループの曲名から着想を得たと言います。曲中の「ヘビーローテーション」は「お気に入りの物を短期間に何度も使用する」という意味で使われていますが、ヨナタンにはそれぞれの単語が分解されて耳に届きました。重々しいものを表す「Heavy」と、輪転を意味する「Roatation」という言葉が俗っぽいメロディーに乗ってひとつになっているさまは、複雑にからみ合う社会問題をポップに提起する作家の視線を端的に表すと言えるでしょう。
本展は、写真、映像、作家が収集した廃物や日用品から制作したオブジェなど多様な作品群と、イスラエルと日本の歴史的なかかわりの経緯をたどる資料展示で構成されています。既存の社会体制や価値観をユーモラスに問い直す、ヨナタン・ゲロンの成果発表展「Heavy Rotation」。ぜひこの機会に多くの方々にお越しいただければと思います。
(滝澤幸子)


Yonatan Geron

Born in London, UK, 1979. BFA in Screen -Based Arts, Bezalel Academy of Arts and Design, 2014. Solo Exhibition […]