Art Center Ongoing

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つぶり つぶり ときも じじじ

下平晃道

2014.11.12 [水] - 2014.11.23 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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11月15日 (土) 19:00~
作家を囲んでのオープニングパーティー

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11月16日 (日) 19:00~
トークショー「時間の拡大(時間についてのお喋り)」
ゲスト:三原寛子(南風食堂)、他

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11月23日 (日) 15:00~
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー
お好きなケーキとお飲物がついてきます

Art Center Ongoingでは、3年ぶり3回目となった下平晃道の個展『つぶり つぶり ときも じじじ』。今回の個展では、これまでの下平の作品から、また一歩進化した世界が展開。京都に引っ越してから趣味として始めたという七宝焼きや金継ぎ、そして刺し子などの工芸的手法。これらは、少なからず下平の作品世界に影響を及ぼし、トレーシングペーパーの上にカラーインクを溶かしながら描く色鮮やかなドローイングや、その上に刺繍糸を刺し子のように縫い付けるといった新たな手法が生みだされることとなる。インクを溶かしながら描く作業には、色の滲みや混じりあいといった偶発性が常に伴い、反対に、一本の糸を針に通し縫い付けていくという作業は、自らの意思に沿った行為の痕跡という意味で、恣意的であるともいえる。刺繍糸の縫いのリズムと立体感、そしてインクの滲み。相反するような両者の工程がひとつの画面で出会うとき、それらは互いに反応し、新たな質感や色合いが導きだされることとなった。
小川希(Art Center Ongoing)

下平晃道

下平晃道は、1973年東京生まれ。東京造形芸術大学で彫刻を学んだ。卒業後に絵画を始め、2010年からは「時間」や「記憶」の在り方を、「色」と「模様」に置き換えて展開する作品を制作している。作品を通して、常に新しい方向性を […]