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Everyting’s connected

Martin Boyle

2014.11.26 [水] - 2014.11.30 [日]
12:00-21:00 定休:月、火 入場料:¥400(セレクト・ティー付き)

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11月26日 (水) 20:00~
オープニングパーティ

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11月29日 (土) 19:00~
マーティンのOngoing AIR 滞在報告会

Ongoing AIR(オンゴーイング・アーティスト・イン・レジデンス)第9弾、
北アイルランドからやってきたマーティンことMartin Boyleの滞在がこの11月で終了します。マーティンが見た日本、東京、そしてオンゴーイングはどんなものだったのか。

マーティン・ボイル(Martin Boyle)は1982年生まれ、北アイルランドのベルファスト在住。2008年にアルスター大学ファインアート修士号を取得。これまで個展をはじめ国内外の展覧会やレジデンスに数多く参加。今回、Ongoing AIRの初めての試みである相互派遣プログラムとして、ベルファストにあるFlax Art Studiosからやってきました。
ボイルはこれまで、ありふれた既製品に手をくわえることで写真、インスタレーション、彫刻等を制作してきました。シンプルな素材と手法を用いて、それらが本来持つ意味を再構築し、遊び心に満ちた空間を作りだします。作品のなかには作家が拠点とする北アイルランドの社会問題を扱ったものも多くありますが、それは詩的かつユーモラスな表現で、誰にとっても共有可能な問題として提起されます。
Ongoing AIRでの2ヶ月間の滞在の中で、マーティンは、日本という異文化の壁にぶつかることとなりました。街中の標識、商品の過剰なラッピング、マスクをして歩く人の多さ、用途の分からないモノたち。この違和感を通じて、彼は見知らぬものに遭遇したときに人がどのようにそれに向き合うのか、ということについて考えはじめました。誰かに正解を尋ねるという方法もありますが、彼はまず「誤解することから始める」と考え、新作へと繋げていきました。
本展「Everyting's connected」では、誤って解釈された見方を必ずしも解明しません。それは一部本当で、一部フィクションで、一部思い違いという、新たな意味をもった風景をつくりあげるのです。写真、彫刻、テキスト、鑑賞者の参加型作品と、多様な形で展開されるマーティン・ボイルのウィットに富んだ成果発表展。ぜひこの機会に多くの方々にお越しいただければと思います。
(滝澤幸子)

Martin Boyle

Born in Donegal, Ireland, 1982. MFA, University of Ulster, Belfast, Northern Ireland, 2008. Working acros […]